法人向けのETC専用カード

はじめに

ゲルマニウムラジオやトランジスタラジオなどを自作していると、必ずお世話になるのがセラミックイヤフォンです。


セラミックイヤフォンは微小な音声信号でも音を鳴らすことができるため、これらのラジオでは良く使われています。

ただし、セラミックイヤフォンは下記の欠点があります。
・形状的に長時間使用していると耳が痛くなる
・形状的に耳から外れやすい
・昔からデザインが変わらず、古臭いイメージ

そこで市販のダイナミックヘッドフォンを改造し、セラミックヘッドフォン化しようという計画です。
市販のダイナミックヘッドフォンなら装着感も良く、長時間のリスニングにも向いています。
また、デザインも今時ですので外で使っても違和感はありません。

音を出す素子はセラミックイヤフォンと同じ仕組みの圧電スピーカというものがあります。
いくつか圧電スピーカをラジオに繋いで試したところ、村田製作所さんのPKLCS1212E4001-R1が小さいサイズの割に比較的大きな音量を得られました。


注意

もし何らかの損害が発生しても当方は一切責任を負いませんので、あくまでも自己責任でお願いします。


材料

・圧電スピーカ(秋月電子さんで販売していたPKLCS1212E4001-R1)
・ダイナミックヘッドフォン(オーディオテクニカのATH-ON300)

改造

まず分解して、純正のドライバーを取り外します。

圧電スピーカを収めるための部品を作成。プラスチック板を丸く切るだけでもいいと思います。

下のものが、今回使用する圧電スピーカです。12mm角で小さいです。

こんな感じで圧電スピーカを固定します。

ヘッドフォンにはめ込んで、配線を行います。最後はホットボンドなどで固定をして完成です。


使ってみる

市販のセラミックイヤフォンより若干音が小さくなりますが、ラジオでは1石アンプをつけると問題ないくらいの音量になります。
見た目も普通のヘッドフォンですから、気軽に屋外でも使うことができます。

この改造を施したヘッドフォンは、従来の音楽プレーヤーやPCのイヤフォンジャックなどにそのまま挿すと、非常に小さな音でしか聞こえなくなります。
これはインピーダンスの違いによるものです。
とりあえず下のようにトランスを使ってインピーダンスを変換してあげると、大きな音量で聴くことができます。

ただし、圧電スピーカは低音がほとんど出ないので、キンキンとした高音だけ聞こえます(汗
ですから音楽プレーヤーやPCに接続するのは、あまり実用的ではないかと思います・・・

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