2017/10/04 新規作成

法人向けのETC専用カード

はじめに


パワーLEDを制御するための装置です。

マイコンを使うといろいろな制御ができますので、下記3つの機能を入れてみました。3つでは多機能といえませんが(汗
・調光
・ストロボスコープ
・回転計

各機能の仕様
モード 可変範囲 可変単位
調光 0〜100% 1%(10%)
ストロボ
スコープ
5〜100Hz 0.1Hz(1Hz)
回転計 300〜10000rpm 1rpm(10rpm)
カッコ内はx10増減設定のとき


注意

もし何らかの損害が発生しても当方は一切責任を負いませんので、あくまでも自己責任でお願いします。


ハードウェア製作


メインの処理はPIC16F88が行っています。

PWMを使用している関係で、LED制御のポート(RB3)は他のポートに変更できません。

回路図中のAとBはロータリーエンコーダのA相とB相です。
ロータリーエンコーダとプッシュスイッチにぶら下がっている10nのコンデンサはチャタリング防止です。

パワーMOS-FETのゲートドライブはTLP351を使用しました。
ディスクリートで組むとコストを抑えられますが、当方は現在オシロがないので効果のほどが確かめられないので(汗

12Vから5Vへの降圧はDC/DCコンバータを使用しています。
ここで7805などのシリーズレギュレータを使うと発熱が大きくなると思いますので気を付けてください。


ソフトウェア製作

各スイッチの仕様
スイッチ 短い押下 長い押下
SW1 発光時間増 -
SW2 発光時間減 -
SW3 操作ホールド LED消灯
SW4 x1/x10増減切替 モード変更

ロータリーエンコーダは発光周期を増減します。
ストロボスコープと回転計モードでは0.1〜2.5msの範囲で発光時間を設定できます。

調光モードではPWMを使って調光し、ストロボスコープ及び回転計モードはタイマ割り込みで発光させます。
このタイマ割り込みはできるだけ精度を高めるために、周波数によってタイマのプリスケーラ比を切り替えています。

操作ホールドスイッチは、これ以外のスイッチ・ロータリーエンコーダの操作を無効にします。
誤ってスイッチ類に触れて設定が変わってしまうのを防ぎます。

LED消灯はLEDの発光を禁止します。
簡易的な電源スイッチの代わりです。

x1/x10増減切り替えスイッチは、ロータリーエンコーダの増減量を変更します。
おおまかにx10で増減し、微調整はx1で行うと便利です。

モード変更スイッチは [調光モード]→[ストロボスコープ]→[回転計] の順で変更します。

PIC16F88用のソースとHexファイル
ledctrl100.zip 9KBytes

当サイト内の検索